みなさんこんにちは!
じゃらくです!
今回は、Razerのハイエンドゲーミングキーボード『HUNTSMAN ELITE』をレビューしていきます。
発売から時間が経っていますが「打鍵感が面白い」ということで、ゲーミングデバイスで大人気なRazerのハイエンドゲーミングキーボード『HUNTSMAN ELITE』を購入してみました。
打鍵感や付属のリストレストなど気になることが多いキーボードなので、実際に使ってみた感想などもお伝えできればと思います!
Razer HUNTSMAN ELITE:パッケージ・付属品
Razer HUNTSMAN ELITEのキースイッチは、クリッキーとリニアの2種類があり、今回は紹介するのはリニアです。
パッケージにはキーボードの矢印キー部分が切り抜かれていて、試打することができます。
試打できることはありがたいのですが、店頭サンプルがあれば必要ないので、潔癖症の人や衛生的にはあまりよろしくないのかなと思いました。
ただ、店頭のサンプルとして置ける数も限られていて、ネットでの購入も多くなっていることから、ネットで購入する前に店頭で試すことができるのは魅力的です。
HUNTSMAN ELITEはRGBライト対応のリストレストが付属しているため、パッケージの奥行が結構あります。
サイズ的にも存在感があるパッケージだと思います。
パッケージの表と裏は黒を基調としていて、側面はRazerのイメージカラーであるライムグリーンです。
Razerというと、この2色の組み合わせが定番ですね。
パッケージ裏には簡単な特徴の説明がありました。
・・・???
「無敵の耐久性」
なぜか中華っぽさが溢れてます。
他の表現はなかったのでしょうか・・・笑
パッケージを開封するとHUNTSMAN ELITE本体が現れました。
フタ裏にはポケットがあり、説明書などが入っていました。
使うのがもったいなくて溜まりがちなシールも入っています。
もちろん銀色のロゴシールです。
Razerのゲーミングデバイスに付属するシールには、緑色と銀色の2種類が存在するのですが、違いは「Razer Chroma」に対応している製品かどうかです。
銀色のシールが付属している製品は「Razer Chroma」に対応しているので、HUNTSMAN ELITEも当然対応しています。
Razerのハイエンドゲーミングキーボードなので、「Razer Chroma」に対応しているのは当然といった感じですね!
HUNTSMAN ELITE本体と付属のリストレストを取り出してみました。
トッププレートはアルミ製で、マットブラック仕上げで、高級感というより耐久性を主張してくるようなデザインです。
これがパッケージ裏に記載されていた「無敵の耐久性」に繋がるということでしょうか。
キーの配列は日本語配列です。
キーボードとリストレストの間には接続端子があり、マグネット式でピタッと取り付けてリストレストも光らせることができます。
リストレストはHUNTSMAN ELITE専用ということもあり、サイズ感も高さもピッタリです。
統一されたデザインなので違和感もありません。
使用するキーボードによっては、サイズ感やビジュアルがピッタリのリストレストが見つからなかったりするので、専用のリストレストが付属しているのは良いですね。
キーボードの裏側は滑り止めゴムパットが6つあり、安定性も抜群です。
キーボードのスタンドは2段階の調整が可能です。
キーボードの中央はキーが低く、上下に向かってキーが高くなっているので、スタンドでの調整は必須だと思います。
アクチュエーションポイントが浅く、手前のキーが高くなっているので、手前のキーに触れてしまい誤入力しないよう注意が必要です。
ケーブルを含むHUNTSMAN ELITE本体の重量は1223gでした。
テンキーもあるフルサイズということで、なかなかヘビーです。
テンキー上部には、3つのメディアキーとマルチファンクションデジタルダイアル(ダイヤル式のボリュームコントロール)があります。
ボリュームコントロールは押し込みクリックでミュート操作が可能です。
ボリュームコントロールはバータイプとダイヤルタイプの2種類が多いですが、ダイヤルだとコンパクトですっきりしています。
ダイヤルの傾斜部分の表面は、滑り防止で凹凸の加工がされています。
また、右側面に飛び出している設計なので、ダイヤルを回しずらいということもありません。
キースイッチは、トッププレートから浮き出ているフローティングデザイン。
フローティングデザインのキーボードはすっきりとしたビジュアルでかっこいいです。
また、掃除が簡単ということもポイントで人気があります。
リストレストの重量は487gでした。
RGBライト対応のためか、かなりずっしりしています。
黒で統一されたリストレストの中央にはRazerのロゴがあります。
表面はさらさらとしていて肌触りが良いです。
弾力もあって、ぷにぷにしています。
ただ、リストレスト全体がやわらかい訳ではなく、上部の数ミリのみがやわらかいです。
リストレストの裏側も滑り止めゴムパットが6つあり、安定性も抜群です。
キーボートとマグネットで繋がりケーブル込みで1710gとなり、裏面の滑り止めゴムパットが12個になるので安定性は心配ありません。
スタンドを立てるとキーボード側のゴムパットが浮いてしまいますが、重量でカバーできるので問題ありません。
続いて問題のケーブルです。
キーボードからは太いケーブルが1本出ているのですが、途中で2つに分岐します。
片方には電球のマークがあるので、RGBライトの電力供給用のようです。
かなりクセが強い設計になっています。
Razer HUNTSMAN ELITE:使用感
打鍵感がヌルヌルのオイリー
打鍵感はオイリーという表現が一番しっくりするくらい、ヌルっとしています。
もちろん、オイルが使われている訳ではありません。
キーキャップの表面加工もつるつるっとしているので、タッチした瞬間から「お?」となります。
初めて触る方は「なんだこれ!」と思うと思います。
不思議な感じでしたが、慣れると気持ち良いです。
反応速度がとにかく速い
反応速度がとにかく速いです。
システム的な応答速度も速いと思いますが、アクチュエーションポイントが浅いため、物理的に反応速度が速くなっています。
ゲーム特化という印象で、タイピングではタッチミスが確実に増えました。
ゲーミングキーボードの中でも極端にアクチュエーションポイントが浅いため、慣れるには時間が掛かる印象です。
FPSゲームなどのコンマ数秒で勝敗を左右するゲームに特化した設計だと思いました。
キースイッチが安定している
キーキャップのどこを押しても水平に押し込まれるので、かなり安定感のあるスイッチだと思いました。
ハイエンドゲーミングキーボードでも、機能は十分なもののキースイッチの安定感など、物理的な耐久面で不安があるキーボードも少なくありません。
FPSでは激しいキー操作をするシーンがありますが、キースイッチの安定感と高い耐久性は思い切りゲームをしても心配ありません。
底打ちまでの距離が長い
アクチュエーションポイントが浅いのに対して、底打ちまでの距離がそこそこあり、違和感があります。
FPSなどでタップ操作を行う際には、アクチュエーションポイントが浅いため適しています。
ただ、タイピングなど普段使いでは打ちにくい印象です。
USB2口のケーブルが気になる
USBが2口の太いケーブルが気になります。
HUNTSMAN ELITEは付属のリストレストもRGBライトに対応しており、電力供給を安定させるためかケーブルの先がキーボード用とライティング用で、2つのUSBに分岐されます。
つまり、1つのキーボードを使用するために、PC側のUSBポートが2つ埋まってしまいます。
キーボードやマウスの性能を最大限に発揮させるには、PCケースやUSBハブを通さず、マザーボードに接続させるべきです。
しかし、BTOのゲーミングPCやコスパ重視のマザーボードでは、USBポートが少なかったりするので2つ埋まるのは残念です。
光らせたくない人にとっては邪魔でしかない・・・
ゲーム特化なのにテンキーが・・・
浅いアクチュエーションポイントやライティング専用のUSB配線があるのに、TKL(テンキーレス)ではありません。
とことんゲーム特化にするならTKLにするべきだと思いました。
ゲーミングキーボードでも普段使いしやすいように、フルサイズ(テンキーあり)やアクチュエーションポイントが極端に浅くなりすぎないように設計されているものがあります。
しかし、HUNTSMAN ELITEは極端にゲームに特化している要素がありながら、テンキーがあります。
ゲーミングキーボードを選ぶ際、マウスを激しく振るシーンでも邪魔にならないよう、TKLなどのサイズが小さいものが好まれます。
Razer HUNTSMAN ELITE と Logicool G913
フルサイズのハイエンドゲーミングキーボードであるLogicoolのG913と、ざっくりですが比較してみました。
有線モデルのG813と比較するべきですが、持ち合わせていないので・・・
G913はフルサイズに加えてカスタムキー(Gキー)などがあるため、サイズとしては縦にも横にも、HUNTSMAN ELITEの方がコンパクトです。
トッププレートはG913の方が高級感があります。
側面から見ると、高さの違いに驚きます。
G913はロープロファイルのため、HUNTSMAN ELITEがかなり大きく感じます。
ここまで高さが違うと両方に慣れるのが大変です・・・
まとめ
いかがだったでしょうか?
ヌルヌルのオイリーな打鍵感が面白いですし、フローティングデザインはやっぱり良いなと思いました。
キースイッチの安定性が高く、本体重量もずっしりしているので、激しめのプレイでも安心できる印象がありました。
さすが「無敵の耐久性」笑
一方で、ケーブルのUSBが2口であったり、タイピングしにくいくらいアクチュエーションポイントが浅いなど、クセが強いキーボードでもあると思いました。
付属のRGB対応リストレストは、デバイスを光らせたいユーザーには嬉しいポイントですし、質感も良く安定性のあるリストレストだと思いました。
ゲーミングデバイスで大人気なRazerだけに、ゲーミング仕様がかなり強めのキーボードでした。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
みなさんの参考になれば幸いです。
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