【正直レビュー】ゲーミングヘッドセット『Logicool G PRO X』を実際に1年使ってみたので正直にレビューします。

じゃらく
じゃらく

みなさんこんにちは!
じゃらくです!

今回は、Logicool(ロジクール)が販売しているゲーミングヘッドセット『Logicool G PRO X』を実際に2年使ってみたので、正直にレビューしていきたいと思います。

Logicoolといえばゲーミングデバイスを多彩なラインナップで開発・販売し、Logicoolのゲーミングデバイスを使用しているプロゲーマーも多いことでよく知られています。

Logicoolのゲーミングデバイスの中でも「PROシリーズ」というシリーズがあり、今回レビューする『Logicool G PRO X』も「PROシリーズ」のヘッドセットになります。

『Logicool G PRO X』は、Logicoolが世界のプロゲーマーと共同開発したゲーミングヘッドセットです。

Logicool G PRO X ゲーミングヘッドセットのスペック

スペックはわかりやすいように、初期型(G-PHS-001)との比較を表にしました。

  G-PHS-001 G-PHS-003
ドライバー ハイブリッドメッシュPRO-G 40mm ハイブリッドメッシュPRO-G 50mm
マグネット ネオジム ネオジム
周波数特性 20Hz~20kHz 20Hz~20kHz
インピーダンス 32Ω 35Ω
感度 107dB@1kHz SPL 30mW/1cm 91.7dB SPL @ 1 mW & 1cm
重量(ケーブル除く) 259g 320g

50mmドライバーが採用され、低音域レスポンスの改善がされたため、バランス良く些細な音もしっかりと聞き取れるようになっています。

重量が320gで、ゲーミングヘッドセットとしては重い部類なのが少し気になります。

Logicool G PRO X ゲーミングヘッドセットの特徴

特徴はいくつかありますが、G PRO X ヘッドセットの性能を最大限活かすための3点をピックアップしました。

マイク

USB外付けサウンドカードとG HUBソフトを使用することで、「BLUE VO!CE」機能が使えるようになります。

リアルタイム音声フィルターによって、「ノイズリダクション、圧縮、ディエッサー(サ行の発音時に起こりやすい歯擦音を抑えるエフェクト)」を実現。

プロレベルのクリアなボイスサウンドを可能にしてくれます。

ノイズリダクションやディエッサーは、競技シーンだけではなくゲーム内の音声コミュニケーションをより楽しむことができます。

FPSゲームなどは、音声によるコミュニケーションが重要ですが、その点も心配ありません。

音質

ゲームの立体音響を正確に表現できるサラウンドサウンド「DTS Headphone:X 2.0」。

7.1チャンネルのサラウンドサウンドを最大限に活かしてくれます。

特に注目したいのは、近くのフィールドと遠くのフィールドのオーディオの違いによって、音による距離認識の性能が上がりました。

音の方向だけではなく距離感も把握することができるため、敵の位置をより正確に把握することができます。

実際に「6,000円前後のゲーミングヘッドセット + オーディオアンプ」と「G PRO X ヘッドセット + USB外付けサウンドカード(付属品)」とを比較すると、圧倒的にG PRO X ヘッドセットのほうが音が聞き取りやすかったです。

また、付属のUSB外付けサウンドカードを使用せず、ヘッドセット単体でも音が粒となってクリアに聞こえます。

G HUBによる幅広いカスタマイズ

G HUBソフトを使用することで、「BLUE VO!CE」機能やプロが設定したEQプロファイルを使用しようすることができます。

G PRO X ヘッドセットの性能を最大限に活かすためには、G HUBソフトの使用が必須になります。

G HUBは、Logicoolのゲーミングデバイスを使用し性能を最大限活かすために必須のソフトです。

ただし、G HUBがなくてもデバイスとしての最低限の機能は使えます。

Logicool G PRO X ゲーミングヘッドセットのパッケージ・付属品

それではパッケージや付属品を見ていきましょう。

パッケージは黒を基調としたデザインで、「PRO X」という光沢のある印字は光を当てると見えやすくなります。

マイクは「Blue VO!CE」に対応しているので、右上に「Blue」のロゴもあります。

開封すると、ヘッドセット本体とUSB外付けサウンドカードが確認できます。

その他の付属品は、パッケージ上側に収納ケースやケーブル類、下側に替えのイヤーパッドが収められています。

【パッケージ内容】
①ヘッドセット本体
②脱着式マイク
③PCケーブル(インライン音量とミュートコントロール付き、2.0m)
④ボタン付きモバイルケーブル(1.5m)
⑤Y字変換ケーブル/スプリッタ
⑥USB外付けサウンドカード
⑦低反発合成皮革イヤーパッド(本体装着済み)
⑧低反発クロスイヤーパッド
⑨キャリングケース

マイクもケーブルも脱着式で、ヘッドセット本体の左側下部に接続して使用します。

ヘッドセットの下部まで丁寧な作りで綺麗です。

黒を基調としたデザインで、フレームなどはマットブラック仕上げなので、高級感があります。

また、フレームの素材はアルミとスチールなので、物理的な耐久性は高いです。

ヘッドパッドは低反発合成皮革が採用されており、PROという文字が入っています。

表面はさらさらとしていて、握るともっちもちの手触りがとても気持ちいです。

じゃらく
じゃらく

ヘッドパッドが高級感があってかっこいいのもポイントが高いです!

イヤーカップはブルー系のシルバーで、中央にロゴがあります。

スライダー(アジャスター)は、メモリ付きで12段階の調整が可能です。

メモリ幅は4mmとなっています。

マイクを装着しても全体的に黒を基調としたデザインなので、シンプルでありながら高級感があります。

ケーブルは、PC用とモバイル用の2種類が付属しています。

PC用は音量調整とミュート操作ができるコントローラー付きですが、よくある物理スイッチなのでVC中にミュートスイッチの切り替えを行うと、ブチっという音が相手側に聞こえてしまいます。

モバイル用ケーブルは、再生/停止ボタンが付いています。

USB外付けサウンドカードはPC用ケーブルで使用します。

USB外付けサウンドカードを通さなければ、サウンドもマイクも最大限の性能を発揮できないので注意が必要です。

マイクのプラグはゴールドメッキ加工で、スポンジ防風が取り付けられています。

Y字変換ケーブル(スプリッタ)のコネクタもゴールドメッキ加工で、しっかりとした作りをしています。

クロス素材のイヤーパッドは、夏場など暑くて蒸れてしまう時期に向いていると思います。

標準で取り付けられている合成皮革のイヤーパッドは、通気性に関してはあまり良くありません。

ただ、肌触りは良いですし、ヘッドパッドと同じ低反発合成皮革なので、全体的に統一感が出てビジュアル面も良いと思います。

じゃらく
じゃらく

個人的には低反発合成皮革のほうが好きです。

Logicool G PRO X ゲーミングヘッドセットを2年間使ってみた感想

音のクオリティが高い!

「音のクオリティが高い」これに尽きると思います。

低音域から高音域までバランスが取れていて、余計なエフェクトがないためか、音の粒がはっきりしていてクリアに聞こえます。

ヘッドセットには商品の差別化を図るために、重低音を強くして音の迫力を重視した設計がされているものなどがありますが、個々の音が聞こえにくかったり全体的にぼやけた音になることがあります。

全体的にバランスが取れていて、音の粒もはっきりしているG PRO Xはシンプルでクオリティが高いと思います。

主にFPSゲームを中心に使用していましたが、距離感も含めた立体的な音響の性能は高く、アンプを使用している友達よりも早く敵の足音に気づくようになりました。

重量320gは人によって不向きかも?

実際に1年間使用した僕の体感としては、重量は特に気になりませんでした。

数時間続けて使用しても、首が痛くなったり肩が凝るといったこともありませんでした。

しかし、軽量のヘッドセットと比較すると、流石に大きな差がありました。

慣れもあると思いますが、人によっては疲れやすい重量だと思います。

じゃらく
じゃらく

個人的には、ヘッドセットの重量だけではなく、姿勢も気を付けると疲れにくいと思います。

側圧が少し強め

使い始めの頃は、側圧が少し強いと思いました。

1年使用すると、素材が柔らかくなったのか、側圧が強いと感じることはなくなりました。

実際に新品と比較したのですが、新品と2年使用したものでは側圧が異なりました。

また、慣れもあると思います。

スライドを伸ばせば伸ばすほど側圧は弱くなるので、男性や頭の大きな方は気にするほどではないかもしれません。

重量含めて男性向きといった印象があります。

1年でマイクに不具合が・・・しかし?

はい、1年でマイクに不具合が起きました・・・

かなり気に入ったので愛用していました。

しかし、数か月経つと一緒にゲームをしている友人から「ノイズ出てるよ」と言われるように・・・

更に数週間後には、「ノイズが凄くて他の音が全然聞こえない」「砂嵐状態」と指摘されるようになりました。

また、ノイズが少ない時もあるようですが、ひどいときには音の入力すらできていない状態に・・・

ヘッドセットのマイクやケーブルの接続部をクリーナーを使用して掃除したり(そもそも綺麗だけど)、コントローラーをBluetooth接続に設定していたのでケーブル接続にしたり、部屋に設置してある電化製品の電源を落として電磁波の影響を無くそうとしたり、いろいろ試しましたが特に改善されることはありませんでした。

同じ時間帯に、スマホやタブレット、パソコンなどでも試してみましたが同じくノイズが発生するか、音の入力すらされない状態でした。

こちら側で聞こえる音は比較的クリアに聞こえるので、不具合はマイクのみということになります。

1人で音を聞くだけに使用するなら問題ないのですが、誰かと会話をするとなると、ヘッドセットの役割として機能していないと言うほかありません。

ハズレ個体だったのでしょうか・・・

じゃらく
じゃらく

気に入っていただけに、たった1年で不具合はきついです・・・

そんな感じでかなりショックを受けていたのですが、保証期間が1年間ではなく2年間であることが判明・・・

Logicoolに問い合わせると、最終的に新品を送って頂けました!

明確な故障原因はわからなかったのですが、Logicoolのサービススタッフさんの迅速で親切な対応に感謝です。

注意点

有線と無線のモデルがあるので間違えないように。

G PRO X ヘッドセットの性能を最大限引き出すには、PCでG HUBソフトの使用が必要。

重量が320g、軽量のヘッドセットとの差が大きいので人によっては不向きかも・・・

まとめ

いかがだったでしょうか?

重量と側圧が少し気になるものの、クオリティの高いヘッドセットだと思います。

それぞれの音がぼやけることなく粒になって、些細な音も聞こえやすく立体的な音響はとても良いと思いました。

低価格帯のゲーミングヘッドセットほどではありませんが、発売当初に比べると価格も安くなり、性能を考えるとコストパフォーマンスに優れているところもポイントが高いです。

個体差はあると思いますが、1年で不具合が出てしまったのは少し残念でした。

ただ、保証については修理ではなく新品対応だったことや、迅速・丁寧な対応は評価できると思います。

以前は2年保証が多かったのですが、最近は少し安い1年保証も選べるようになっているので、購入の際は確かめておくことをおすすめします。

みなさんの参考になれば幸いです。

じゃらく
じゃらく

保証のおかげで新品になったのでもう少し楽しめそうです。

シンプルでありながら高級感があるビジュアルがお気に入りです。

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